清水緑地を歩く。
視界の端から端まで
淡い桃色がゆらゆらと揺れている
以前から気になっていた「標本木」を探して
桜並木の賑わいから少し外れた場所まで
足を延ばしてみた
人混みが途切れたその先に
ひっそりと立っていた
幹にかけられた小さなプレートには
「植物季節観測用標本 No.1-1」の文字
その横には
「Prunus yedoensis matsum」
と記されている
学術名だろうか

飾り気のない記号のような名前が
かえってこの木が背負っている役割の重さを
物語っている気がする
標本木。
気象台がその地域の「開花」や「満開」を判断するための
いわば季節の物差し

岐阜の春は
毎年この一本のささやかな変化から始まっている
遠くで鶯の鳴く声が聞こえる
特別な庭園にあるわけでもない
並木の端っこの一本
それでも
誰に誇るでもなく
淡々と春を告げるその佇まいが
なんだかとても
贅沢なものに思えた
【予告】
平屋の住まい:岐阜県加茂郡川辺町
2026.4.18(土)~4.26(日)まで
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