こんにちは。
設計の中村です。
東京都豊島区西池袋にある自由学園明日館
建築家 フランク・ロイド・ライト氏と遠藤新氏の設計
1921年に学校が創立され、そこから1927年にかけて段階的に校舎が建設されました。
創立からすでに100年以上が経過していますが、1999年〜2001年に大規模な保存修理工事が行われ、
建築当時の美しい姿が復元されています。

日本の木造建築に見事に融合しています。
- 徹底した水平性の強調: 建物全体の高さを低く抑え、深く張り出した軒や、横方向へと連続する窓枠によって、大地と建物が一体化しているような安心感を生み出しています。
- 高低差による空間の魔術: 廊下や入り口の天井はあえて低く抑えられており、
そこを抜けて中央のホールや食堂に入った瞬間、天井が高く広がるため、
実際の面積以上の圧倒的な開放感を覚える設計になっています(コンプレッション&リリースというライト得意の手法)。

- 幾何学的な「窓枠」と光の演出
- 木だけで表現されたステンドグラス: 当時、高価だったステンドグラスを使う代わりに、
木製の桟を幾何学的に組み合わせることで、抽象画のような美しい窓枠。 - 光と影のインテリア: 季節や時間帯によって、この窓から差し込む光が床や壁に複雑な幾何学模様の影を落とします。
外の自然を建物内部に引き込む演出です。

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家具から建物まで貫かれた「全一(ぜんいつ)のデザイン」建築だけでなく、そこで使われる家具や照明まですべてを一つの思想でトータルデザインすることにこだわりを感じます。
- 遠藤新による六角形の椅子: 併設された食堂などで見られる背もたれが六角形の椅子は、
ライトの思想を受け継いだ遠藤新が明日館のためにデザインしたものです。
建物の窓や柱のラインと見事に調和しています。
フランク・ロイド・ライドのデザインの照明器具『タリアセン』の展示もありました。
憧れの照明の1つですね!


- 遠藤新による六角形の椅子: 併設された食堂などで見られる背もたれが六角形の椅子は、
現在も「使いながら保存する文化財」として一般に見学することが可能です。
自由学園明日館は、階段の上りやすさが印象的でした。
なかなか再現することが難しいですが、住宅を設計するにあたり階段は登りやすい高さを意識して計画するように心がけています。
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