おはようございます!
設計の加藤です。
「べっぴんさん」という言葉、皆さんは知っていますか?
美人な女性を指す言葉として、今でも時々耳にしますよね?
言葉の由来は江戸時代までさかのぼります。
もともと「べっぴん」は「別品」と書き、
「普通の品物とは違う、特別に良い品物」という意味だったそうです。
それが次第に「優れた人物」全般を指すようになり、やがて女性の容姿だけを指す言葉に変化していきました。
明治初期には、高貴な女性を意味する「嬪(ひん)」という漢字が当てられ
「別嬪(べっぴん)」とも書かれるようになり、美人を指す言葉として定着したと言われています。
「特別に良い品物」が、いつの間にか「美しい人」を表す言葉になっていた。
言葉の変化って面白いですね!
さて、「べっぴんさん」と聞いて、私にはどうしても思い浮かんでしまうフレーズがあります…
「べっぴんさん、べっぴんさん、ひとつ飛ばしてべっぴんさん!」
聞いたことありますね?笑
吉本新喜劇で長年活躍された岡八郎さんの持ちネタで、つかみとして使われていたことで有名です!
いまでも多くの芸人さんがこのフレーズをアレンジして、漫才で使っています!
ということで、行ってきました!
「下瀬美術館」

設計は坂茂氏が設計をしております。
そしてこの美術館は、
国際的な建築賞であるユネスコ「ベルサイユ賞 2024年」の美術館部門において、
最優秀賞である「世界で最も美しい美術館」に選出さております!

言い換えると、世界が認めた世界一べっぴんな美術館ということになります!
では、何がべっぴんなのか?
それは、自然と調和するロケーション
そして、彩りとかろやかさ

目の前には瀬戸内海の美しい島々が広がり、敷地内の水盤やガラス張りの建築と空、海が見事に一体化しています。
水面に映り込むカラフルな建物や、木の温もりを感じさせるエントランスなど、どこを切り取っても絵になる空間美が広がります。
自然・アート・建築の境界線がなくなる感覚
これは見ないと伝わりません!

何より凄いのが、建築そのものを体験できる美術館ということ
下瀬美術館には、水盤の上に浮かぶ8つのカラフルな展示室があります。
これは、瀬戸内海に浮かぶ島々(多島美)をモチーフにしたキューブ型の展示室です。
なんとこの展示室!
固定されているのではなく水の浮力を使って動かすことができるのです!
造船技術を応用した世界でも類を見ない構造で、展覧会のテーマや展示内容に合わせて配置や順路を自在にレイアウト変更することが可能!


内容に合わせて容姿を変えるなんて、まさにべっぴん!笑
企画展が変わるごとに、美術館全体のカタチや鑑賞体験まで変わるというこれまでにないワクワク感。
水面に漂うカラフルな展示室と、それが静かに水に映る姿は、鑑賞しているだけでも心が洗われるような美しさです。
コメントまでべっぴんですね!
言葉ひとつ。
建物ひとつ。
知れば知るほど面白い背景があるものです。
私も日々の設計の中で、そんな「別品」と呼んでもらえるような住まいを、
ひとつひとつ丁寧に考えていきたいと思います。
【完成見学会】平屋の住まい
場所:岐阜県各務原市蘇原
期間:9/12(土)~20(日)
【お客様の声】
【YouTube】
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