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芸術の森公園(後編)

こんにちは。
設計の中村です。

山梨県甲府市にある山梨県立文学館
建築家 大宇根弘司氏による設計(前川國男氏の愛弟子)

1989年3月に竣工。
日本のモダニズム建築の巨匠・前川國男の遺伝子を受け継ぎ、
バブル期のポストモダン思想を反映した重厚かつ華やかな名建築。

建築の主な特徴
外観デザインと意図(意匠)
  響き合うレンガ調タイル:美術館と同じく打ち込みレンガ調のタイル外壁を採用し、
芸術の森公園としての景観的一体感を生み出しています。
  連続するヴォールト(かまぼこ型屋根):前川建築の代名詞でもある「浅いヴォールト屋根」の意匠を意識しつつ、
文学館ではさらに印象的な3つの曲線ドーム屋根を配置して変化をつけています。

内部空間の特徴
  贅沢なポストモダン空間:1989年の竣工(バブル期)という時代背景もあり、館内は非常に贅沢な造りです。
赤白のトラバーチン(大理石)やグリーンの大理石をあしらった気品ある内装が施されています。

  大階段のオマージュ:エントランスをくぐると、2階の展示室へと導く大きな吹き抜け階段があります。
これも前川設計の美術館の動線を意識して作られた、師へのオマージュを感じさせる空間構成です。

 「兄と妹」のような対比:直線的で端正な山梨県立美術館(兄)に対し、
山梨県立文学館はドームを取り入れた曲線的なデザイン(妹)に仕上げられ、
2つの建物が一対になるよう意図されています。
大宇根氏自身も前川事務所時代にその美術館設計に深く携わっており、独立後にこの文学館を手がけました。
文学館の2階の大窓
から美術館を望むことができます。

建物をただ1棟建てるだけでなく、周りの風景や環境、建物の状況などを把握することでその空間が一体のものとなります。
弊社の上恵土分譲地も外観や外構の雰囲気を合わせることで一体の町並みを造っています。

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