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BS放送

おはようございます!
設計の加藤です。

いきなりですが、皆さん寝不足なんじゃないでしょうか?
そうです!

サッカーワールドカップ 日本対ブラジル戦!

見ましたか??
結果は、まだ知らない人もいるので伏せておきましょう。

 

ところで、こうした国際的なビッグマッチや高画質なスポーツ中継を見るとき、私たちは何気なくテレビのリモコンの「BS」ボタンを押しますよね。

 

「BS」とは何か?

 

「Broadcasting  Satellite」のことで、放送衛星を意味し、地上局からのテレビ・ラジオなどの放送電波を受けて増幅し、一般家庭などが直接受信できるように広い地域へ送り返すための静止衛星を指します。

放送局で制作された番組は、人工衛星に送られ、人工衛星から地上に放送されます。
つまり、人工衛星は放送の中継を行っていることになります。

 

地上波の電波がビルや山に遮られるのに対して、BSは宇宙空間。
なんと赤道上空36,000kmにいる人工衛星から日本全体に向けて電波を降らせているのです!

だからこそ、どこにいてもクリアな映像で大興奮の試合が観られるわけですが……
ここで欠かせないのが、ベランダでお馴染みの「白くて丸いあのお皿」

 

そう、パラボラアンテナです!

 

そもそも、なんでお皿なのか?

いつも真面目ですが、ちょっとだけ真面目な話をすると、
あの形には素晴らしい建築的・数学的機能美が隠されています。

パラボラアンテナの「パラボラ」とは、数学でいう「放物線」のことです。
放物線には、「軸に平行に入ってきた線は、反射すると必ず1つの点に集まる」
という特別な性質があります。

宇宙や人工衛星など、遥か彼方から飛んでくる電波は、地球に届く頃にはほぼ「平行な波」になっています。
アンテナの大きなお皿がこの平行な電波を真正面から受け止めることで、すべての電波がピンポイントで1カ所に集まります。

宇宙から届く電波は、地球に着く頃には砂粒のようにはかなく、微弱なものです。

そこで、あの放物面のカーブの出番です。

お皿の面で電波を綺麗に反射させて、中央の1点にギュッと集める仕組みになっています。
お皿が大きければ大きいほど、たくさんの電波を集めることができます。

 

ベランダでよく見かけるアンテナは、頑張って電波を集めていたんですね!

 

 

ということで行ってきました!

 

 

日本で一番大きいお皿が見たい!!

 

そんな衝動に駆られて私が向かったのは、長野県佐久市の山奥。
緑豊かな大自然の道を抜け、未知の世界へ!

 

 

JAXA「臼田宇宙空間観測所」

目の前に現れた主反射鏡の直径は、なんと64メートル!
総重量は約2,000トン!

近くで見上げると、もはやアンテナというよりは「可動式の超巨大な建築物」です。
どうやってあんな巨大な曲面をつくるんだろう??そんな思考がよぎりました笑

 これだけ大きなおアンテナですから、さぞかしワールドカップの映像も爆速・超高画質で受信できるんだろう……
と思いきや、実はこのアンテナ、テレビの電波は一切受信していません!

 

このアンテナが毎日見つめているのは、36,000kmの衛星どころではありません。
数億キロメートルも離れた、遥か彼方の「深宇宙」です。
言葉の奥が深い!

 

こちらのアンテナにはどんな役割があるのか?

 

1.探査機への指令の送信
惑星や小惑星へと向かう探査機に対し、「軌道を変えよ」「カメラで撮影せよ」といった運用上の指示を電波で送ります。
電波が何億キロも旅する間に拡散して弱くならないよう、巨大なパラボラアンテナを使って強力な電波をピンポイントで探査機に向けて照射します。

 

2.探査機からのデータの受信
探査機が撮影した画像や、観測した天体の成分データ、また探査機自身の健康状態を示す微弱な電波を捉えます。
宇宙の果てから届く電波は砂粒ほどのかすかなエネルギーしかありませんが、日本最大級の直径を誇るアンテナの集光能力によって確実にキャッチします。

 

3.探査機までの距離と位置の測定
電波が地球と探査機の間を往復するのにかかった時間を精密に測定することで、探査機が今どこを、どれくらいの速度で飛んでいるのかを正確に割り出します。
これにより、未踏の宇宙空間でも進路を誤ることなくナビゲーションすることができます。

これはテレビを受信しているどころではないですね!!

 

そして、このアンテナは、
あの大ヒットを記録した小惑星探査機「はやぶさ」や「はやぶさ2」が、宇宙の果てで迷子にならないように指示を送り、

彼らが命がけで持ち帰ったかすかなデータを、この日本一大きなお皿で一滴残らずキャッチして、無事、帰還させるというミッションをこなしたようです!

 

 

私たちが地球の裏側からのシュートに一喜一憂している間、この山奥の巨大アンテナは、
何億キロも先にある宇宙のドラマをじっと見守っていたわけですね。

 

みなさんも次にBS放送を見るときは、是非、お皿の向こう側。

長野の山奥で宇宙を見つめる巨大なお皿の姿を思い出してみてください!

 

 

【お客様の声】

一目惚れした「木製窓」が主役。プロのこだわりと信頼で築いた、愛猫と四季を愉しむ家。


【告知】26坪の平屋住まい
場所:岐阜県可児郡御嵩町上恵土
期間:7/4(土)~7/12(日)



【YouTube】


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加藤貴之

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