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間違い探し・街が良い探し

おはようございます。
設計の加藤です。

突然ですが、間違い探しです!
今回のブログ記事に間違いがあります。気づくかな!?

以前、「古い街並み」というブログ記事を書きましたが、
今回は、その街並みの中から深堀りしていきたいと思います!

岐阜県には、魅力的な街並みが数多く存在します。
ブログに書いた古い街並み見に!

ということで行ってきました!

合掌造りはいつみても迫力があります!
白川郷だ!と思ったあなたは間違いです!岐阜県以外にも合掌造りの建物が存在するのです。

五箇山は、行ったことありますか?
富山県南砺市にある山間部の地域です。
五箇山には、「相倉集落」と「菅沼集落」という2つの合掌造り集落があります。
これらの集落は、日本の原風景を今に伝える貴重な場所として知られています。

ここでお勉強です。
かやぶき屋根にはいくつもの特徴があります。

1. 材料:主にススキ、ヨシ(アシ)などの茅が使われます。これらの植物は、古くから日本の各地で手に入りやすいため、屋根材として広く利用されてきました。
ちなみに、葦と書いてヨシ、アシどちらでも読みます。屋根に使う材料をヨシかアシかどちらの呼び名か決めようということで、良し悪しという言葉はここから来ています。

2. 断熱性:茅は内部に空気を多く含むため、断熱効果が非常に高いです。夏は涼しく、冬は暖かいという、自然の力を利用した優れた機能を持っています。

3. 通気性:茅葺き屋根は通気性が良く、家の中の湿気を適切に外へ逃がしてくれます。これにより、高温多湿な日本の気候に適した住環境を作り出します。

4. 防水性:屋根の表面は急勾配になっており、雨水をスムーズに流す構造になっています。また、茅の密度を高くすることで、内部への水の浸入を防ぎます。ただし、雨水の浸食により徐々に傷むため、定期的な葺き替えが必要です。

5. 耐久性:しっかりと施工された茅葺き屋根は、適切なメンテナンスを行えば30年から50年ほど持つと言われています。ただし、屋根の頂上部分(棟)は傷みやすいため、数年ごとに部分的な補修が必要となります。

6. 給湿性:茅の内部はストロー状になっており、水分を吸ってくれます。雨が降ると吸収し、乾燥しているときに放出してくれます。

合掌造りの家は、自然素材の特徴を最大限に活かしているのが特徴です。

さて、冒頭に間違いがあると書きましたが、気づきましたか?
実は4か所あります!

1つ目
行った場所は、白川郷ではなく、五箇山でもなく、美山かやぶきの里でした!
美山ってどこ? って思いました?京都府南丹市にあります!岐阜県からは遠いです。

2つ目
この建物は合掌造りではなく、入母屋造りと言います。
合掌造りは、左右の屋根面が合わさった急勾配の「切妻造り」。
入母屋造りは、上部が「切妻造り」、下部が「寄棟造り」が組み合わさった複雑な形状。

3つ目
お勉強 1.で書いた、良し悪しのくだりは適当に書きました!すいません笑

4つ目
お勉強6.で書いた給湿性の文章はそれっぽく書いてみました!
ただ、調べてみると、茅は空気を含んだ多孔質な構造をしており、調湿作用があるので、あながち間違いではないです!

写真を見て、一発で白川郷でも、五箇山でもなく、合掌造りでもないと見破った人はいますでしょうか??
見破ったらすごいです!!

ちなみに、美山かやぶきの里にいった理由は、自分が住んでいる県以外でも、かやぶき屋根の街並みが残っている。
というところを見てみたかったっていうのと、私の好きな事である、美術館に行ってみたかったからです。

ということで、行ってきました!

【ちいさな藍美術館】

この美術館は、築約250年の茅葺き古民家を改築して作られました。もとは藍染めを家業としていた染物屋であり、その歴史を今に伝えています。
館内には、世界各地から収集された珍しい藍染めの作品が展示されています。日本の伝統的な藍染めはもちろん、中国、インド、アフリカなど、国や地域によって異なる藍の色合いや模様を見ることができ、藍染めの奥深さを知ることができます。


「藍染め(あいぞめ)」は、植物の藍(インディゴ)を原料とした染料で、布などを青く染める日本の伝統的な染色技法です。その深く、鮮やかな青色は「ジャパンブルー」として世界に知られています。
藍は日本各地で栽培され、特に江戸時代には庶民の間で広く普及しました。

そんな伝統的な染物を、伝統的な歴史ある建物で見れることに感慨深いものを感じます。
古き良きものが残っているということに喜びを感じました。
私が計画した建物も、ずっと残るといいな。


 【告知
平屋建て完成見学会 in 岐阜県可児市
2025.9.27(土)~10.5(日)まで 期間限定公開


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加藤貴之

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