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愛車をメンテナンス

大事にしているものは、できるだけ長く使いたい。僕にとってそのひとつが「車」だ。

今回は、24年前に生まれた愛車「コペンL880K」を、自分で全塗装した話を書いてみようと思う。

買った当時のコペンと、4年前に塗ったジムニー。

自分より年上の相棒

うちのコペンは24年前の車で、つまり僕よりも年上だ。

さすがにそれだけの年月が経つと、あちこちにくたびれが出てくる。最近は特に、

  • 塗装の剥がれやはげ
  • 傷ついたところから出てきたサビ

が目立つようになっていた。

この車とは、手をかけながら一緒に走ってきた。買った時点でエンジンの1気筒が壊れていたので、エンジンをリビルト(分解・整備して組み直し)した。割れていたマフラーも直した。オイル交換などの日々のメンテナンスも、適切な間隔で続けてきた。

コペンという車種そのものも好きだし、新型のももちろん魅力的だ。でも、直しながら、メンテナンスしながら乗ってきた「この一台」に愛着がある。だからこそ、乗り換えるのではなく、今の車にもっと長く乗れるように手を入れることにした。

見積もりを見て、自分でやると決めた

最初は塗装屋さんにお願いするつもりで、見積もりを取ってみた。ところが、ナフサショックの影響もあって、かなりの金額に……。

そこで今回は、自分で塗装することにした。

実は4年ほど前、最初の愛車で今は弟が乗っているジムニーを自分で塗装したことがある。そのときは刷毛で塗ったので、どうしても刷毛の跡が残ってしまったのが心残りだった。

その反省を活かして、今回はコンプレッサーとエアーガンを使った「吹き付け塗装」に挑戦することにした。

色選びは、AIに手伝ってもらった

もともとの色は緑で、この色自体はとても気に入っていた。むしろ、どうしても緑が良くて、1年ほど探し続けた末に条件の合う一台を見つけ、大阪まで受け取りに行ったくらいだ。それもまた思い出。

同じ緑に塗り直すのもありだったが、せっかくの機会なので雰囲気を変えてみたくなった。

そこで、AIを使って色違いのイメージ写真を何パターンか作ってみた。

 

AIで作ったカラーシミュレーション。
  • ベージュ       明るく、やわらかい雰囲気になる
  • 紺色         落ち着いた、大人っぽい印象になる
  • レインブーツネイビー 深い緑と紺の間のような、個性的な色   ←今回の色

どれも良かったけれど、最終的に選んだのは、あまり人と被らなさそうな「レインブーツネイビー」。一見ぱっとする色ではないかもしれないが、前の緑の面影を残しつつ、ちょっと個性的。軽で電動オープンという、個性的な僕の車にぴったりな色だと思った。

いよいよ施工。2日がかりの作業

作業は2日に分けて行った。

1日目:ひたすら下準備

1日目はまるまる下準備に使った。

  • 午前:足付け(半日)
    塗料がしっかり密着するように、ボディの表面に細かい傷をつけて整えていく作業。地味だけど、仕上がりを左右する大事な工程なので、丁寧に時間をかけた。
  • 午後:養生(半日)
    ライトや窓など、塗料をかけたくない部分をテープやシートで覆っていく。

1日かけても、まだ1滴も色を塗っていない。でも、何事も下準備に時間をかけることが大事だと改めて感じた。

2日目:プライマー、そして本塗装

2日目の午前中は、まずプライマー(下塗り)を吹き付けた。これでようやく、塗装の準備が整う。

あとは、塗料がダマにならないよう、何層にも分けて薄く丁寧に重ねていく。

今回は屋根を黒にしたツートンカラーなので、途中で追加の養生をして塗り分けた。

初めてのエアーガンだったけれど、刷毛塗りとは仕上がりがまったく違う。表面がムラなく、なめらかに仕上がっていくのは気持ちがよかった。

 

今回は素人塗装ということで、ツヤを抑えたマット仕上げにした。プロの方は、最後にクリア(ツヤを出す透明な仕上げ塗装)を綺麗に吹き付けて仕上げている。自分でやってみると、あれがどれだけ難しいことなのかがよくわかる。改めて、プロってすごい。

一晩たって、イメージ通りの色に

塗り終えた直後は、思ったよりかなり緑が強く見えて、「あれ、イメージと違うかも」と少し不安になった。

ところが次の日の朝に見てみると、完全に乾いて、ちゃんとイメージ通りの色になっていた。

自分の愛車が、新しく生まれ変わったような気分だ。最近は、毎日の出勤がちょっと楽しみになっている。

長く使うって、気持ちがいい

今回は車を長く乗るためのメンテナンスだったけれど、日々の仕事道具や、僕たちがつくっている家も同じだと思う。

適切なメンテナンスは、手間もお金もかかるように見える。でも、結果的には長く使えるぶん、経済的なのかもしれない。

そして何より、好きなものに手をかけて、長く使い続けるというのは、とても気持ちがいい。

これからも、この車と一緒に走っていきたい。



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