設計塾　in岡山【Part1】

こんにちは！
設計の馬渕です。

過去のブログでもご紹介している「設計塾」が6月上旬に岡山県にて開催されました！
↑こちらのブログをみていない方はぜひご覧ください。
前回に引き続き間取りの勉強に加えて、岡山県内の建築巡りにも行ってきました。
今回はその【Part1】として、特に印象に残った建築をご紹介したいと思います。

今回ご紹介するのは、「奈義現代美術館」です。
外観はこのように広々とした芝生の丘の上に、巨大な円柱がポツンと立っていてとても変わった印象でした！

この美術館は、建築そのものが展示作品と一体化しており、「大地・月・太陽」の3つのテーマで構成された空間体験型の美術館だそうです。

【大地のエリア】

ステンレスのワイヤーで構成されたオブジェが印象的な空間。
中庭には水盤があり、水の音と風の通り抜ける心地よさがとても魅力的でした。
ベンチに座って目を閉じると、水の音と風があまりに心地よく、危うく寝てしまいそうに（笑）。

【月のエリア】

半月形の空間に細長い窓から差し込む光が幻想的で、まさに“芸術”という感じ。
床材にはザラザラとした素材が使われていて、歩くたびに「ざざっ」と音が鳴るのですが、空間の形状によってその音が反響し、とても面白い体験でした。
もしかすると、音の反響を使って宇宙空間のようなイメージを表現しているのかな？と感じました。

実は動画もあるのですが、ここで紹介してしまうと実際に訪れたときの感動が薄れてしまうかもしれませんので、ぜひ現地で体感してみてください！

【太陽のエリア】

円柱形のシンメトリーな空間で、入ってすぐ正面から差し込む光がとても印象的でした。
外観で紹介した巨大な円柱の内部が、まさかこんな風になっているとは思わず…外から見ただけでは、ここまで美しく光が差し込む空間だとは想像もできなかったので、とても驚きました。

個人的には、この空間が一番のお気に入りでしたが、一緒に訪れた方の中には「酔いそう…」という方もいて、少し好みが分かれる空間かもしれません（笑）。
上下左右が反転したような構成に加えて、床がわずかに湾曲しているせいか、三半規管がちょっと混乱してしまうのかも…？そんな独特な感覚も含めて、印象に残る体験でした！